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株式投資で初心者が損する理由と対策【株式投資で損をしない始め方】

男性
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「株式投資をしてみたい」
「初心者が気を付けるべきことは?」
「できるだけ勝率の高い投資方法は?」

株式投資について良く知らないけれど興味があるという人もいると思います。

株式投資は損をするからやめた方がいいと思っている人もいると思います。

株式投資で初心者の方が気を付けることとその対策を考えていきます。

初心者が株式投資で損をする理由

何も知識のない人が株式投資をすると一度は大きな損失を出しやすいです。

その理由は初心者がすぐに利益を出そうと考えやすいことと株式投資の基本的な性質を理解していないからです。

一般的に初心者は株価が上がっている株を購入しやすいです。

株価がどんどん上がっているのを眺めていると早く買わないとあたかも「自分が損をしている」と感じてしまうからです。

最初のうちは利益が出でいるのでどんどん投資額を増やしていきます。

株価が上がっている流れのため投資額をどんどん増やしてもおもしろいように利益が増えることが多いです。

投資額を増やせば増やすほど利益が増えるので信用取引に手を出し始めます。

信用取引とは自分のお金を保証金としてお金を借りて所持金以上の取引する事です。

しかし株価は一瞬にして下がります。

株式投資の初心者はこのタイミングで諦めて売る事ができません。

初心者は「得る事ができたはずの利益」を忘れる事ができず、すぐにもとの株価に戻るだろうと考えてしまいがちだからです。

株を手放す決心をすることができない間にもどんどん株価は下がり続けるため、今まで得た金額を一瞬で吹き飛ばしてしまうことになります。

さらに信用取引では自分の所持金以上の大きなレバレッジをかけているため所持金がなくなってもさらにお金は減ってしまい口座への追加入金を求められます。

これが初心者の典型的な損失を出しやすいパターンです。

株価は基本的に上がったり下がったりを繰り返します。

株価は上がる時は少しずつ上がります。

しかし株価が下がる時は売るタイミングを与えないほどに垂直に一気に下がります。

もともと株式投資は個人投資家が不利になるように作られています。

個人投資家には公表されていない情報や入手しにくいさまざまな情報があります。

個人投資家が信用取引をいくらしているか?どのくらいの人が損を出している状況か?

これらの情報がすべて機関投資家には詳細なデータで知られています。

これらの情報からどうすれば個人投資家からお金を奪う事ができるか機関投資家は熟知しています。

得られる情報の量が違うため個人投資家にはもともと平等な勝負ではないです。

初心者が損をしない投資方法

初心者が損をしない投資方法です。

・信用取引をしない
・短期投資よりも長期投資
・日本株よりもアメリカ株
・テクニカル分析はほとんど役に立たない事を知る
・お金持ちの資産はどこにあるか考える
・積み立てNISAとiDeCoがおすすめ

 

信用取引をしない

信用取引は一発退場の可能性があります。

基本的な株式売買では株価が下がっても資産が減っていくだけで借金にはなりません。

信用取引はお金を借りて取引するため小さな株価下落でも借金を背負う可能性があります。

借金の額が膨らめば取り返しのつかない状況になってしまいます。

初心者であれば信用取引は絶対に避けた方がいいです。

短期投資よりも長期投資

短期投資は損失を出しやすいです。

これは株価の動きが人の心理面へより影響を与えやすくなるからです。

短期投資では株価の推移を毎日確認する必要があります。

株価の動きを毎日確認していると全体の中の小さな株価の動きであっても人は反応してしまいます。

人は株価が上がれば利益を確定したいためすぐに売りたくなってしまいます。

最大限の利益を出すためには株価が上がっている時はできるだけ株を保有し続けなければいけません。

逆に株価が下がっているときは損失を確定することがなかなかできません。

損失を最小限に抑えるためには損失が膨らむ前にすぐに損失を確定する必要があります。

心理的な影響を受けて無駄な売買を繰り返してしまう事で結果的に損失の方が多くなることがよくあります。

このような心理的な影響を受けやすくなるのが短期投資です。

長期投資では株価の小さな動きは見ないため心理的な影響を無効化することができます。

個人投資家が知る事ができない情報を駆使して優秀なAIが株価の操作を行ったとしても長期投資であればそれらも無効化することができます。

長期投資を行う事で心理的な影響を受けずに無駄な売買を避けることができます。

「時間」を使用することが個人投資家には大きな武器になります。

日本株よりもアメリカ株

日本株よりもアメリカ株の方が投資先として優れています。

世界経済の中心はアメリカです。

経済の中心にお金は集まりやすいです。

お金が集まれば株価は上がりやすくなります。

日本は10~20年後は少子高齢化で経済は右肩下がりになると言われています。

2050年には日本の人口は現在の3/4に減ります。

長期的に見ると日本は経済成長による株価の上昇の見込みは少ないです。

日本の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人が公的年金の損失を出さないために日本経済は悪化しても株価だけはつり上げ続ける可能性はあります。

インドやナイジェリアに比べれば緩やかではありますがアメリカは今後も人口は増加します。

人口が増えれば今後も経済成長しやすくなります。

テクニカル分析はほとんど役に立たない事を知る

テクニカル分析が当たる確率は50%といわれています。

株式投資のセミナーにテクニカル分析が扱われることが多いです。

これは初心者が勉強すれば株で成功できるかもと期待させやすい内容だからです。

テクニカル分析はセミナーの教科書としても作成しやすいです。

そして初心者はテクニカル分析のようなチャートを眺めているだけで利益が出せるという裏技のような方法に飛びつきがちです。

しかし株価がテクニカル分析通り動いてくれれば問題ないのですが実際にはほとんど再現性はありません。

テクニカル分析通りに動く時もあれば動かない時もあります。

自分の大切なお金を投資する理由としてテクニカル分析は全く根拠になりません。

結論としてテクニカル分析は初心者へ株式投資を教えてもらった感覚を与えますが実際にはほとんど役に立ちません。

お金持ちの資産はどこにあるか考える

世界の富裕層は株価を資産として保有していることが多いです。

富裕層は株価が下がると自分の資産も減ってしまいます。

富裕層は自分の保有している株式の価格が下がることをなんとしてでも防ごうとします。

富裕層の政治家がいれば株価が下がらないような政策を推し進めようとします。

富裕層が世界の経済を動かしています。

富裕層が自分たちの都合のいいように法律を作ります。

富裕層の資産があるところは株価が下がったとしても莫大な資産と経済への影響力で株価はまた上がりやすいです。

富裕層の資産がどこにあるのかを考える事が株式投資をするには重要になります。

積み立てNISAとiDeCoがおすすめ

株式投資をしていて気になるのが税金と売買手数料です。

株式投資の譲渡所得に対して一律で20%の税金がかかります。

1000万円の利益がでても200万円は税金で引かれます。

1億円の利益がでても2000万円は税金で引かれます。

積み立てNISAとiDeCoでは税金と売買手数料がかかりません。

個人投資家が有利とされている長期投資で積み立てることができます。

まとめ:まずは勝率の高い投資方法を知る

株式投資初心者の方が気を付けることとその対策を考えてみました。

株式投資は不利な勝負であることが多いです。

情報量で劣っている人が勝つためには「時間」を武器にして投資する必要があります。

優秀なAIにお金を奪われないために勝率の高い投資方法を知る必要があります。

株式投資で成功するためにはすぐに利益を出そうとせず10~20年後を見据えて投資することが大切です。