「資格を取得した時の給与は?」
「どんな資格がおすすめ?」
子育てをしていて子供に資格を取得させたいと考える親もいると思います。
資格を取得したいと考えている学生も多いと思います。
資格を取得するメリットを考えていきます。
目次 Contents
国家資格には様々なものがある
国家資格は様々なものがあります。
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、放射線技師、理学療法士、臨床検査技師、臨床工学技士、保健師、弁護士、税理士、司法書士、建築士、電気工事士、宅地建物取引士、登録販売者など様々な種類があります。
資格には取得することで就職に有利になるものがあります。
資格を取得してもあまり役に立たないものもあります。
就職に有利になるものとならないものの違いは希少性が高く需要が供給を上回っているかどうかです。
国会資格には業務独占資格という分類の資格があります。
業務独占資格とは特定の業務において特定の資格を取得している者だけが従事可能とされていて特定の業務に関して独占的に行う事ができる資格です。
例えば高度な技能を必要とされている弁護士や医師などの資格がこれに分類されています。
これらの資格は取得する難易度は高いですが取得してしまえば希少性の高い資格であるため競争が少なく有用性の高い資格であるといえます。
このような資格を取得すればその後の人生は高収入を約束され安定した生活を送る事ができます。
資格を取得してもあまり給与が上がらないものもあります。
希少性が低く供給が需要を上回っているものです。
希少性が低いものとは専門大学を卒業する必要がない資格や国家試験の難易度が著しく低い資格です。
資格を取得するメリットは7つあります。
資格を取得する7つのメリットです。
・スキルを身に付けてしまえばどこでも働ける
・高収入な資格がある
・資格者でなければ働けない職業がある
・職種そのものが安定している
転職が有利になる
資格を取得していると転職に有利になります。
いつでも転職することができます。
このため1つの会社に依存する必要がなくなります。
会社に依存しなければいけないという状況は会社からの理不尽な指示があっても生活のために受け入れなければいけないことが出てきます。
1つの会社に依存しなくても転職が容易ということは精神的に自由に働くことができます。
完全に売り手市場である資格もあり理不尽な指示があれば従業員がある程度強く意見することもできます。
スキルを身に付けてしまえばどこでも働ける
一般的な会社では転職すると前職のスキルが活かせない可能性があります。
転職することで収入も低下しやすく新しい会社でまた新人から始めるという状況になることがあります。
資格者であれば本質的には同じ仕事であることが多く前職の経験が活かせる場合がほとんどです。
資格者としての経験を積めば積むほどスキルは向上していきます。
転職をすることで収入が低下することが一般的に多いですが資格者は前職で身に付けたスキルを活かすことで転職により収入が上がる事もあります。
高収入な資格がある
希少性の高い資格は収入が高いことが多いです。
供給よりも需要の方が大きいため会社から高い給与を払ってでも働いてほしいと考えるからです。
資格によってだいたい収入が決まっています。
資格者の給与は個人のスキルではなく資格の価値で決まる事がほとんどです。
例えば保育士の資格は税金から予算が決められているため収入は上がりにくいです。
美容師の資格もキャリアをどれだけ積んでも1日に対応できる客数は限られているため給与は上がりにくいです。
美容師として収入を上げるには限界があります。
収入を上げるためには美容師としてではなく美容院を経営する経営者として働く必要があります。
医療系の仕事である理学療法士も同様な理由で給与は上がりにくいです。
自分が取得したい資格があるならどれだけ将来の仕事に役に立つかを目指す前に一度調べた方がいいです。
資格者でないと働けない職業がある
資格者でないと働けない職業があります。
独占業務資格がこれに該当します。
医師でなければ医業を行えません。
看護師でなければ医師(歯科医師)の指示のもとに医療行為を行えません。
薬剤師でなければ調剤業務を行う事はできません。
弁護士でなければ弁護士業務は行えません。
無資格で禁止されている業務を行うと処罰があります。
職種そのものが安定している
独占業務資格は特定の業務を独占する権利が与えられています。
この権利により他職種の人間に業務を奪われることがありません。
業務(仕事)を奪われないため職種自体が安定します。
仮に競争が起きるとすればそれは資格者同士の利益の奪い合いです。
つまり供給が需要を上回ってしまった時です。
資格者自体の数が増えすぎなければ比較的資格者の地位は揺らぐことはないです。
難易度の高い資格はこれからも資格者の数が増える可能性が低いので将来的に考えても職種は安定していると考えられます。
一般の業種では自分たちの仕事が他の業種に奪われてしまう可能性があります。
誰でも参入できるために競争が激しくなります。
独占業務資格に関しては法律で定められているため他職種との競争や利益の奪い合いを避ける事ができます。
まとめ:資格を取得する前にその資格を知る事が大切
資格を取得するメリットを考えてみました。
国家資格にはたくさんの種類があり取得することで様々なメリットがあります。
一方で取得してもあまり役に立たない資格もあります。
資格取得を目指した専門学校も多く存在していて受験しようと考えている人も多くいると思います。
専門学校には数年通う必要があり学費もそれなりにかかります。
自分が取得を目指そうとしている資格者の収入はどの程度なのか?収入は上がりやすいか?取得を目指している資格は社会的にどれだけ評価されている資格なのか?
専門学校に数年通いたくさんの時間とお金を費やして取得したが想像していたよりも収入が上がらなかったということがないようによく調べた上に取得するかどうかを考えてみることが大切です。
資格によっては専門大学に6年間通う必要があるものもあります。
医師、歯科医師、薬剤師がこの資格に該当します。
資格取得にどんな条件があるのかも早い段階で調べておく必要があります。
→薬剤師の資格をとるメリット【薬剤師の資格をとるべき6つの理由】