「テレビとゲームのデメリットは?」
「テレビやゲームとの付き合い方は?」
テレビやゲームは子育てをしている親にはとても助かるツールになります。
子供が1人で夢中になって遊んでいる間は子供に手がかからないので親は家事を進めることができます。
テレビやゲームには子供にとって様々なメリットとデメリットがあることがわかっています。
テレビやゲームは子供にどんな影響があるのかを考えていきます。
テレビやゲームのメリット
テレビやゲームのメリットです。
・語彙力、計算力が養われる
集中力、想像力、空間認知能力、記憶力が養われる
テレビやゲームにはたくさんの種類があります。
テレビやゲームにはアクション、アドベンチャー、パズル、音楽など様々な種類があり集中力、想像力、空間認知能力、記憶力が養われます。
様々な種類のテレビやゲームが子供の知的好奇心を刺激してくれます。
語彙力、計算力が養われる
教育テレビでも語彙力、計算力が養われるいい影響があることがわかっています。
子供向けの教育テレビでは子供でも理解できるわかりやすい表現をしてくれます。
子供が楽しみながら自然と語彙力と計算力を身に付けていくことができます。
テレビやゲームのデメリット
テレビやゲームのデメリットです。
・視力低下の原因になる
・質の良い睡眠を妨げる
・姿勢が悪くなる可能性がある
・テレビやゲームは依存性がある
・学力が低下する可能性がある
・コミュニケーション能力が低下する可能性がある
・トラブルの原因になる可能性がある
言語発達が遅れる可能性がある
2歳までに1日1時間以上テレビを視聴すると言葉の発達に影響がでる可能性があります。
子供が小さいうちは長時間のテレビは避けた方がいいです。
テレビは子供に長時間一方通行の情報しか与えられません。子供がテレビに反応してもテレビは何も反応してくれません。
だんだんと子供はテレビからの刺激に反応が少なくなっていきます。
日常生活の中でも感情表現が乏しくなる可能性があります。
さらに長時間のテレビ視聴は親とのコミュニケーションも減るため言葉の発達にも影響がでると考えられています。
テレビを視聴する時は大人がテレビの内容や感想を子供に話しかけたりしながら一緒に見ることで子供とのコミュニケーションが減るのを防ぐことができます。
視力低下の原因になる
2歳までのテレビの長時間の視聴はその後の成長過程において視力低下の危険性が指摘されています。
視力低下は近距離での作業を長時間させることが原因といわれています。
テレビを視聴する場合は画面との間隔を2m以上あけるようにした方がいいでしょう。
小さい子供はどんどん画面に近付いてしまうので柵などを使用して画面に近づきすぎないように工夫するといいです。
テレビのブルーライトによる目の疲労が視力低下を加速させることもわかっています。
質の良い睡眠を妨げる
テレビから発せられている強い光は睡眠の質を低下させます。
寝る前に強い光を浴びると睡眠を促すメラトニンというホルモンの分泌量が低下することで睡眠の質が低下します。
強い光を浴びることで体内時間もずれて熟睡できなくなります。
熟睡できないことは疲労回復できない原因になります。
寝る1時間前からテレビは視聴しないなどルールを決めた方がいいです。
姿勢が悪くなる可能性がある
携帯ゲーム機を長時間使用していることで長時間うつむいた姿勢になります。
このうつむいた姿勢は首の筋肉を緊張させて気付かない間に首の筋肉に大きな負担をかけています。
長時間の過度な緊張により血流が滞り首や背中の筋肉が凝る原因になります。
このような悪い姿勢が日常的に続くことで成長とともに猫背になってしまう可能性も考えられます。
テレビやゲームは依存性がある
ゲームは依存性があることがわかっています。
ゲームはステージをクリアしていくことで少しずつ物語が進んでいきます。
難易度の高いステージではクリアするために何度も繰り返し挑戦する必要があります。
苦労してクリアすることができた時は大きな達成感を味わうことができます。
その時の脳内では人に快感を与えるドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは依存性があるため人はまた次のステージをクリアしようとどんどんゲームに熱中していきます。
ゲームに夢中になる脳のしくみは薬物中毒者と同じであるともいわれています。
大人でも朝から晩までゲームをしている人がいるくらいなのでまだ自分をコントロールするのが難しい子供がゲームに依存してしまうのは当然です。
学力が低下する可能性がある
ゲームをしている子供の方が学業の成績が悪かったという研究があります。
これはゲーム自体が学力を低下させているという内容ではなく、ゲームに夢中になることによって自宅で過ごす時間の多くがゲームに割かれる事になることが原因です。
1日の時間は限られているためゲームに割かれる時間が増えれば増えるほどその他の活動を行う時間が少なくなります。
ゲームをしていない子供は宿題や読書などの他の活動に多くの時間を割くことができるため学業の成績が低下しにくいと結論づけられています。
コミュニケーション能力が低下する可能性がある
上手くいかなければリセットして何度も繰り返すことができることがゲームの特徴です。
ゲームでは自分の思い通りに物語を進めることができますが、現実の生活では思うようにいかないことがたくさんあります。
小さい子供の頃から自分の思い通りに行動できるゲームにのめり込んでしまうと、人との関りが煩わしくなったり、様々な人とのコミュニケーションの機会が低下することで社会性が育ちにくくなる可能性があります。
喧嘩やサバイバルゲームのような暴力的な内容のゲームやテレビを視聴していると、視聴を終えた後も興奮した状態が続き攻撃的な思考になることが報告されています。
トラブルの原因になる可能性がある
ゲームに限らずですが子供同士による貸し借りがトラブルの原因になることがあります。
子供は安易にゲームの貸し借りを行ってしまいます。
安易な貸し借りが後々のトラブルの原因になることがあります。
貸し借りはしないと親が予め子供と約束しておいた方がいいです。
テレビやゲームとの上手な付き合い方は?
ゲームは中毒性が高いものですので子供に任せてしまうと際限なく時間を費やしてしまう可能性があります。
親が無理に禁止すると子供は余計に固執してしまいます。
親が一方的に「宿題が先」とルールを決めてもゲームを早くやりたいがために、宿題をいい加減に終わらせて宿題の内容が全く頭に入っていないような結果も考えられます。
親がテレビやゲームとどのように付き合えばいいか考えていきます。
親がテレビやゲームの内容と時間を管理する
ゲームやテレビは内容を選べば子供にいい影響を与えてくれます。
子供が自分自身で時間を管理できない年齢であれば、親がテレビやゲームの内容と時間を管理する必要があります。
テレビをだらだら見せないためには子供の見たい番組だけを録画して見る習慣をつけた方がいいです。
子供が小さい時はゲームを手の届かないところに置くことで子供の気をそらすことができます。
ゲームを購入する時は初めから家族みんなで楽しめるゲームを選ぶようにしましょう。
テレビやゲームに長時間費やすことのデメリットを子供に理解させる
子供が話を理解できる年齢であればゲームに夢中になって時間を費やす事でどんな悪い影響があるのかを理解させることが大切です。
親から押し付けられたルールよりも自分で納得して決めた事の方が子供は約束を守りやすいです。
まとめ:子供が自分で管理できるまでは親の管理が必要
テレビやゲームのメリットとデメリットを考えてみました。
ある程度の年齢になって子供自身で時間を管理できるようになるまでは親が工夫して接することが大切です。
親が一方的に強制することは逆効果になるかもしれません。
子供だけにルールを決めて親は自由にテレビやゲームで遊んでいれば子供からみると理不尽だと感じてしまいます。
親も子供の手本になるように行動することで子供も素直に約束を守ってくれるでしょう。
親としてテレビやゲームばかりではなくそれ以外の楽しみを子供に体験させることでたくさんのことに興味を持ってもらえるようにすることも大切です。
子供自身がゲームと同じくらい楽しいと感じることがあればゲームに固執することもなくなります。