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人前で緊張してしまう3つの原因と対策【スピーチで緊張しない方法】

男性
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「人前で話すとどうしても緊張して頭が真っ白になってしまい上手く話せない」
「緊張で前日から他の事が手に付かなくなる」
「どうしたら緊張しなくなるのかわからないためスピーチは断るようにしている」

そんな悩みはありませんか?人前で緊張することは克服できます。

人前で緊張してしまうのは原因があります。まずはその原因を理解する事が大切です。

人前で緊張してしまう原因【3つあります】


次の3点が大切です。

・自分がどのように人から見えているかを自分で完璧にイメージできていない

・大勢の人の視線により主観と客観が逆転してしまうことで頭の中がパニックになる

・アドレナリンが分泌されて、体がこわばってしまう

 

自分がどのように人から見えているかを自分で完璧にイメージできていないため

本番で大勢の人からの視線を感じた時に急に不安になってしまうことがあります。

これは「自分がどのように他人に見えているか」「上手くスピーチできているか」が自分自身で想像できていないことが原因です。

完璧に客観視した自分のイメージを持つことができていれば大勢の人から見られても自分の姿を具体的にイメージすることができるため不安を感じる事がなくなります。

本番で自分自身を完璧にイメージできるようにするためにはできるだけ本番と同じ空間や服装で練習することでイメージしやすくなります。

観客席に座ってみて観客からの実際の見え方を把握しておくとより具体的にイメージできるようになります。

「自分の姿がイメージできたからといって緊張がなくなるとは思えない」 と思う方もいると思います。

しかし緊張してしまう事で悩んでいる方は人前でなめらかにスピーチを進めている自分の姿を具体的に想像することが出来ない方が多いです。

人はわからないものに対して不安や恐怖を感じます。

自分自身をできるだけ鮮明にイメージすることができれば本番でも自分のイメージを超えることはないため恐怖や不安を感じにくくなります。

大勢の人の視線により主観と客観が逆転してしまうことで頭の中がパニックになる

大勢の人からの視線を感じる事で客観と主観のバランスが崩れて頭の中がパニックになることがあります。

大勢の人の視線を感じる事で「人からどのように見られているか」という客観の部分に意識が集中してしまいます。

客観の部分へ意識が集中することでどうしても主観への意識が低下していまいます。

人に何かを伝えるためには主観が優位にたっている必要があります。

主観ではなく自分の見え方である客観を意識してしまう事で主観が頭の中で後回しになってしまいます。

人からの見られ方に意識が向くと話そうとしていたことを忘れてしまいやすくなります。

大勢の人前で沈黙になってしまった自分をイメージすることで 「やってしまった…」 とさらに頭の中がパニックになってしまうのです。

本来伝えなければいけない内容があるのであれば主観が優位な状況を保つ必要があります。

このパニックになる原因を理解していれば客観が優位になりそうな時は意識的に主観を保つようにすることができます。

人前で話さなければいけない状況にも関わらず自分を客観視して本来の目的であるスピーチの内容を見失うことは避けなければいけません。

アドレナリンが分泌されて、体がこわばってしまう

重要だと感じていればいるほど脳が恐怖、不安、ストレスを感じてアドレナリンを分泌します。

過去に失敗を繰り返していれば不安はより強まります。

アドレナリンは心拍数を増加させて体をこわばらせ、声を震えさせます。

人は緊張や不安、恐怖を感じるとすぐに戦闘か逃走ができるように体へ働きかけます。

適度な緊張は心拍数を上げ血流を良くして頭を冴えさせる効果がありスピーチの結果にいい影響を与えてくれます。

過度の緊張は理性的な物事の判断を妨げる原因にもなるため悪い影響を与える可能性があります。

過度に緊張してしまうのであればリラックスしていた方が上手にスピーチできる可能性が高いです。

「過度な緊張がよくないことはわかるけどリラックスすることは難しい」 と思う方は多いと思います。

不安の気持ちは失敗したら困ると感じていればより強くなります。

失敗してもたいしたことにはならないと感じていれば緊張や不安は少なくなります。

失敗することで恥をかくという気持ちが強ければ強いほど緊張します。

「失敗して恥をかきたくない」という気持ちが強ければ強いほど、緊張して失敗しやすくなるという矛盾した結果をもたらします。

緊張して失敗することで恥をかきたくなければリラックスした状態でスピーチに臨むのが一番合理的な考えになります。

緊張を減らす方法としては失敗してもいいように台本をこっそり用意しておくことが有効です。

もしものことがあっても大丈夫というお守りになります。

過度な緊張によりスピーチが失敗してしまう原因になる可能性があります。

緊張しないための方法【2つあります】


次の2点が大切です。

・ スマホで何度も録画してその映像をイメージできるようになるまで何度も確認する

・会場にいる誰よりもリラックスする

 

スマホで何度も録画してその映像をイメージできるようになるまで何度も確認する


自分の姿や声質、立ち振る舞いを完璧にイメージできるようになれば他人からの見え方は気にならなくなります。

本番になった時に「大勢の人からの視線を感じた事で初めて自分の見え方を意識した」という状況では不安を感じ急に頭が真っ白になってしまう可能性があります。

事前に自分の本番での姿を完璧にイメージできるようにしておけば本番でも余裕をもって対処することができます。

本番での具体的なイメージをより鮮明にするためには本番と同じ服装や同じ内容をスマホで何度も録画して自分の姿や声質、立ち振る舞いを確認しておくことが効果的です。本番では同じことをイメージ通り繰り返すだけなので緊張しにくくなります。

同じ会場や同じ機材を使用するとより本番に近付けることができます。

観客席からの見え方も確認しておくとより本番のイメージをしやすくなります。

会場にいる誰よりもリラックスする


過度な緊張はスピーチを失敗させる原因になります。

できるだけリラックスして臨めるように工夫するといいです。

自分のリラックスしやすい状況でスピーチを行いましょう。

可能であれば座って観客と同じ目線で話すことができれば自分に大勢の人の視線が集まることを避ける事ができます。

観客席との位置関係も心理的に影響を与えます。

観客席と正面から向かい合うという位置関係はどうしても相手と意見が敵対しやすく緊張してしまうという心理学の法則もあります。

可能であれば観客と横並びの位置をとるなどの真正面で向き合うことを避ける事で心理的な影響を受けにくくなります。

都合よく配置を変えられないのであれば最初の挨拶だけ観客側を見て説明が始まってから背中を向けてスクリーンに映し出された資料を見ながら話すという方法をとることができます。

ずっと観客に背中を向けているわけにはいかないですがたまに観客席を見る程度でも十分だと思います。

スクリーンを使用しない場合でもできるだけ真正面に立つ事を避けて最初だけ観客を見て挨拶をします。

説明が始まってからは手元の資料を見ながら話をしてたまに観客を見る程度で問題ないと思います、

会場の誰よりもリラックスすることはなかなか難しいですが、それくらいの余裕をもって本番に臨めるようにするといい結果につながりやすくなります。

まとめ:緊張してしまう原因を知る事で余裕をもって対処することができる

明日からすぐに緊張がなくなるという事はないですがしっかりと準備することで少しずつ緊張はなくなっていきます。

緊張の原因を知る事で本番で不安になったとしても頭で理解していれば以前よりも余裕をもって対処することが出来きます。