「記憶力を高めて第一志望に合格したい」
「記憶力を高める方法やコツを知りたい」
そんな悩みがある人は多いと思います。
記憶するにはコツがあります。
脳のしくみを理解することで記憶力を高める事ができます。
目次 Contents
記憶力は高める事ができる
記憶力は高める事ができます。
脳のしくみを理解することで今までよりも少ない労力で効率的に物事を記憶することができます。
ただ長い時間をかけて眺めていたり、ガムシャラに書き綴っても大量の内容を記憶することは難しいです。
自分は記憶力がないと思っている人は自分の脳のしくみや癖を理解していないために上手に脳を使用できていません。
脳の癖を理解することで記憶力を今よりもさらに高める事ができます。
次の3点が大切です。
・②:記憶するものを画像としてイメージする
・③:記憶同士を紐づけさせる
①:脳の癖を理解する
脳には記憶に関する3つの癖があります。
癖①:脳は記憶したその瞬間から忘れ始めている。
脳は記憶したその瞬間から記憶したものを忘れ始めています。
脳の記憶に関してエビングハウスの忘却曲線というデータがあります。
これは脳が記憶をどの期間まで保持できるのかを調査した研究データであり、脳は非常に忘れやすいものであるということを示すものです。
具体的な内容としては意味のない音節を記憶した後、時間を置いてから同じ内容を再び完璧に覚え直します。
最初に記憶するのに要した時間と時間を置いてから再び記憶するのに要した時間を比べてどれくらい時間を短縮できたか調査した研究です。
1時間後に56%、1日後には74%、1週間後には77%の記憶した情報を忘れてしまうことがわかりました。
この結果だけみると「そんなにすぐに忘れてしまうのではどうせ記憶しても意味がないのではないか?」「記憶力を高める方法なんてあるのか?」と思ってしまいます。
しかしこの脳の癖は効果的な記憶方法を教えてくれています。
それは記憶したい情報があるなら何度も繰り返す必要があるということです。
脳は忘れやすいという事実を理解できてさえいれば大幅に情報を忘れてしまう前に復習を繰り返すことで記憶を脳に定着させることができます。
この作業は記憶の情報をすぐに忘れてしまう短期記憶からいつまでも忘れない長期記憶へと移行させます。
この結果から脳はすぐに忘れてしまうものであるということを前提にして考える必要があることがわかります。
癖②:強い衝撃を感じると脳はその記憶を忘れない
喜び、怒り、哀しみなどの強い感情を伴う記憶は忘れたくてもなかなか忘れることができません。
覚えたくても覚える事ができない情報と忘れたくても忘れられない情報の差は何か?
それは忘れられない情報が強い感情が伴っている事です。
試験や部活で成功してすごく嬉しかった記憶、逆に失敗してすごく悔しかった記憶、友人と喧嘩してすごく悲しかった記憶など小さな頃の強い感情を伴う記憶を今でも覚えているという経験は誰しもあると思います。
記憶したい内容に強い感情や特徴を付け加えることで忘れにくい記憶を作り出すことができます。
癖③:場所や普段よく目にするものを脳は忘れにくい
脳は場所と普段よく目にするものを忘れにくいという癖があります。
情報を繰り返し与えると重要な忘れてはいけない情報だと脳が判断して記憶しようとするからです。
例えば通学路、自分の家の間取り、自分の部屋の家具の配置、最寄り駅の風景はとても鮮明に覚えていたりしませんか?
記憶したい情報を普段よく目にする自分の部屋やリビングに掲示することで無意識に記憶されやすい状況を作り出すことができます。
通学、通勤路など実際に何か掲示することはできない場所であれば自分の頭の中だけで毎日掲示されているイメージを持つことで同じ効果を得ることができます。
②:記憶するものを画像としてイメージする
記憶しようとしている情報を画像としてイメージすることで効率的に記憶ができます。
これは記憶しようとしている情報に加えてイメージという特徴を加えることで記憶しやすくなるからです。
画像に強い衝撃や感情を伴なった画像を作り出すことでより忘れにくい記憶を作り出すことができます。
試験内容を覚えるために何度も何度も手を動かして書き綴れば自然と覚えると教えられて試したことはないですか?
英単語がなかなか覚える事ができなくて口に出して耳で聴くことで暗記しやすいと教えてもらい試したことはないですか?
このような方法は試したことがあると思います。
これも記憶しようとしている情報に加えて動作や音という特徴を付与することで記憶しやすくしようとしています。
記憶するものを画像としてイメージすることはこれと同じ効果がありさらに画像としてたくさんの情報をまとめて記憶できるようになります。
③:記憶同士を紐づけさせる
記憶同士を紐づけさせることで記憶は忘れにくくなり1つの関連した情報として効率的に大量の情報を記憶することができます。
独立した記憶は脳の容量を多く使用してしまうのに対して関連した記憶はそれぞれが独立している場合よりも少ない容量の使用で済むため脳の容量の節約にもなります。
また関連した情報であるため1つの情報から芋づる式に関連した情報を呼び起こすことが可能になります。
イメージした画像同士を紐づけすることでこのしくみを利用することができます。
イメージする画像を自分で工夫して作り出すことで画像同士につながりを持たせ、関連した1つの情報として脳に扱わせることができます。
まとめ:記憶力を高めたいならまず効率的な記憶方法を理解する
脳のしくみを理解する事で記憶力は高めることができます。
ただガムシャラに情報を記憶するのではなく脳の特性を理解することで効率的にかつ大量の情報を記憶できます。
試験勉強や仕事で記憶しなければいけない情報があるときは今回の記事の内容をぜひ役に立てて見て下さい。
→集中力を上げる方法【最大限のパフォーマンスを発揮するために】